AmazonプライムビデオやNetflixなど、動画配信サービスをスマホやタブレットで見ているという人も多いはず。
移動中でも利用できるし、ベッドに寝転びながら見ることもできてとても便利。小さい端末だからこそ、いつでもどこでも気軽に利用できます。
ですが、どこか物足りなくありませんか?
大きな画面で、いい音でVODを楽しみたい。スマホの小さい画面じゃなくテレビで見たい。そう感じている人もきっといるはずです。
安心してください。VODをテレビで見る方法はとても簡単です。多少お金はかかりますが、そこまで高額ではなく、手間もかかりません。
ここではVODサービスをテレビで見る方法について紹介します。いくつもやり方はありますが、ここでは簡単で一般的な方法を紹介します。
スマホはスマホでメリットがありますが、大きな画面といい音で楽しめるテレビも捨てがたいですよ。
VODをテレビで見るメリット
まずは動画配信サービスをテレビで利用するメリットは次の通り。
Check!!
- 画面が大きい
- 音質がいい
- みんなで楽しめる
まずとにかくスマホよりも画面が大きい。
画面が大きいと映像に迫力を感じるし、目も疲れにくい。小さい画面でも特に問題ないと思っていても、実際大画面で動画を見ると、その迫力と見やすさに「やっぱり大画面もいいな」と思わされます。
そして音質もいい。
スマホでもステレオスピーカーが搭載される時代ではあるものの、やはりテレビの大きなスピーカーの音質は素晴らしいです。
「大画面に高音質」となればみんなで楽しく映画やドラマなどを見ることだってできちゃいます。スマホで1人で見る楽しさもありますが、みんなで見るときはやっぱり画面の大きなテレビで見れるほうがいいですよね。
デメリットをあげるとすれば、以下で紹介するようなデバイスを新たに購入する必要があるくらい。ただ、商品によっては安価で手に入るのでそこまで大きなデメリットとは思えません。
対応しているテレビ
最近のテレビは初めからVODが見れる機能が備わっているものが多くなりました。
そういったテレビであれば、あとはサービスに加入すればOK。簡単にVODを楽しめます。
特にそれ以上必要なものはなく、テレビのリモコンで操作もでき、手軽にテレビで見ることができるようになります。
テレビメーカーによって対応しているサービスに違いがあるので注意が必要です。参考にTVメーカーと対応する主要なサービスの一覧をご確認ください。
TVメーカー | 対応サービス |
---|---|
シャープ | Amazonプライム / U-NEXT / Netflix / Hulu / dTV / TELASA / TVer |
東芝 | Amazonプライム / U-NEXT / Netflix / Hulu / dTV / TVer |
パナソニック | Amazonプライム / U-NEXT / Netflix / Hulu / dTV / TELASA / TVer |
ソニー | Amazonプライム / U-NEXT / Netflix / Hulu / dTV / TELASA / TVer |
LG | Amazonプライム / U-NEXT / Netflix / Hulu / |
※各メーカー商品でも一部の機種のみ対応。対応サービスに記載していない場合でも対応している場合もあります。あくまでも参考までに。公式サイトを確認してください。
しかし対応しているテレビを持っていないのであればそうはいきません。対応するテレビをどうしても使いたいのであれば買い直す必要がありますが、これは金額も大きいので現実的ではないでしょう。
そういう場合、下で紹介するデバイスを利用することで今使っているテレビでもVODが見れるようになるのでそちらを検討してください。
クロームキャスト
Googleの提供するクロームキャストには、スマホやタブレットなどのデバイスをテレビに出力する「Chromecast」と、テレビをスマートテレビ化する「Chromecast with Google TV」の2つの商品があります。
対応するVODサービス
Amazonプライム / U-NEXT / Netflix / Hulu / dTV / TELASA / TVerなど
Chromecast with Google TV
テレビのHDMI端子に接続し、Wi-Fiをつなげれば、今あるテレビがスマートテレビ化します。
リモコンを使い操作すればメジャーなVODサービスを簡単に利用することができます。
テレビを買い換えるのは金銭的につらくても、「Chromecast with Google TV」であれば4K対応商品でも8千円しないで購入することが可能です。
Check!!
- テレビをスマートテレビ化できる
- 端末単体で利用可
Chromecastのようにスマホなどは必要ない - HDMI端子に接続、WiFiにつなげて使用
- 付属のリモコン操作でテレビで動画配信を楽しめる
Chromecast
「Chromecast with Google TV」と違うのは、Chromecast単体では使うことができず、スマホなどの画面をテレビに出力しかできないということ。スマホやタブレットの画面をテレビに映すための機器です。
操作は出力元のスマホやタブレットで行います。
画質も「Chromecast with Google TV」が4Kに対応しているのに対し、「Chromecast」はHDまで。
高性能な「Chromecast with Google TV」と安価で最低限の機能が揃っている「Chromecast」といったところ。
Check!!
- スマホなどの画面をテレビに出力できる
- HDMI端子に接続、WiFiにつなげて使用
- 操作はスマホやタブレットなど出力元となる機器
Fire TV
AmazonのFire TVには「Fire TV Stick」「Fire TV Stick 4K」「Fire TV Cube」の3種類があります。
対応するVODサービス
Amazonプライム / U-NEXT / Netflix / Hulu / dTV / TELASA / TVer など
Fire TV Stick / Fire TV Stick 4K
小さくて安いお手軽な機種です。
画質が4K対応と、HDまでの2種類あります。高い機種でも7千円しないので購入しやすいのではないでしょうか。
Check!!
- テレビをスマートテレビ化できる
- 端末単体で利用可
Chromecastのようにスマホなどは必要ない - 付属のリモコン操作でテレビで動画配信を楽しめる
- HDMI端子に接続、WiFiにつなげて使用
- 4K対応とHDまでの2機種
Fire TV Cube
4K対応、スピーカー内臓でアレクサの機能もあり、Fire TV Stickよりも高機能です。
Check!!
- テレビをスマートテレビ化できる
- 端末単体で利用可
Chromecastのようにスマホなどは必要ない - HDMI端子に接続、WiFiにつなげて使用
- 付属のリモコン操作でテレビで動画配信を楽しめる
- 4K対応、スピーカー内蔵でアレクサ機能も
Apple TV
Apple TVもFire TV等と同様の機能があります。
対応するVODサービス
Amazonプライム / U-NEXT / Netflix / Hulu / dTV / TELASA /
Check!!
- テレビをスマートテレビ化できる
- 端末単体で利用可
Chromecastのようにスマホなどは必要ない - HDMI端子に接続、WiFiにつなげて使用
- 付属のリモコン操作でテレビで動画配信を楽しめる
- 4K対応、スピーカー内蔵でアレクサ機能も
ゲーム機
ゲーム機でも動画配信サービスを利用することができます。
代表的なゲーム機とその対応するサービスについては以下の通り。
ゲーム機 | 対応サービス |
---|---|
PlayStation4 | Amazonプライム / U-NEXT / Netflix / Hulu / |
PlayStation5 | Amazonプライム / U-NEXT / Netflix / Hulu / |
Microsoft Xbox Series X,S | Amazonプライム / Netflix / |
Microsoft Xbox One | Amazonプライム / Netflix / |
PCやスマホなどをテレビにつなげる
パソコンやスマホ・タブレットの映像をテレビに映したいのであれば有線でつなぐ方法もあります。
例えばパソコンのUSB端子(またはHDMI端子など)とテレビのHDMI端子をつなぐ方法です。この場合、パソコン側はUSB(もしくはHDMIなど)、テレビ側はHDMIのケーブルを使い接続します。お互いが何の端子かによって購入する有線コードは変わるので注意しましょう。
パソコンとテレビをつなげたらあとは簡単です。テレビは入力切替ボタンを使い該当するチャンネルにすると、パソコンに映っている映像がそのまま表示(もしくはサブディスプレイ)されます。あとはパソコンを操作しVODを利用すればOKです。
同じように、スマホであってもテレビと繋ぐことは可能です。スマホの場合はUSBtypeC端子(もしくはThunderbolt)とHDMI端子のコードを利用することが多いでしょう。
見方はパソコンと同じ。テレビを入力切替で該当チャンネルへにするだけでスマホの画面がテレビに映ります。
Check!!
- 「パソコンやスマホ・タブレット」と「テレビ」を有線につなぐ
※ケーブルは対応するものを選ぶ - テレビの入力切替ボタンを使い該当チャンネルに変更
※ビデオ1とかHDMI1とかから該当のものを選ぶ - テレビに映る
その他にもある
ここまで主要なデバイスを紹介してきました。これらはメジャーな商品であり信頼性も汎用性も高くオススメです。
ですが、実際はこれだけではなく、サービスによってそれぞれ対応するデバイスがあります。
例えばU-NEXTではU-NEXT TVという独自のデバイスが用意されています。他にもNTT西日本[光BOX+]やAnker Nebula Capsule IIといたtデバイスもあります。
この他にも単にパソコンやスマホ・タブレットの映像をテレビに映すのであればいろいろな方法があります。
ただオススメなのは上で紹介している対応テレビを利用したりChromecastやFireTV、AppleTVを利用する方法です。なぜならいずれも人気の商品かつ有名メーカーでサポートもしっかりしているからです。また複数のVODサービスに対応しているので使い回せるというのもポイントです。
ちなみに…テレビじゃなくてディスプレイでもいい
ここではテレビでVODを見る方法を紹介しましたが、これらの方法は別にテレビである必要はありません。
パソコンなどで利用するディスプレイでVODを見る場合も同様の方法が使えます。
ディスプレイは価格もテレビより安く、軽くコンパクトなので、使い方しだいでとても便利です。
普段テレビは見ない、テレビはリビングにあるけど他の部屋でVODを見たい、パソコンで使っているディスプレイを併用したいといった人にはオススメです。
VODをテレビで見る方法まとめ
- 対応するテレビ
- Chromecast / Chromecast with Google tV
- Fire TV Stick / Fire TV Stick 4K / Fire TV Cube
- Apple TV
- ゲーム機
- HDMIケーブルなどでつなぐ
そのうち、大抵のテレビがVODサービスに対応するようになるでしょう。
そう考えると、あまりお金をかけず、テレビを買い換えるときまでの一時的な方法を選ぶのがいいです。
オススメはAmazonのFire TV Stick。価格も安く、いろいろなサービスに対応しています。
とりあえず、Fire TV Stickでしのぎ、ゆくゆくはテレビを買い換えることでテレビでVODを見れるようにするのが現実的な方法かもしれません。
本ページの情報は2022年9月時点のものです。最新のサービス内容は各サービスの公式サイトにてご確認ください。