ネットで映画やドラマ、アニメなどを配信している動画配信サービス。同じようなサービスがいくつもあってどれを選んでいいかが分からないという人も多いことでしょう。
何を基準に選んだらいいのか。それが分かれば気軽にVODサービスに加入できます。
選ぶためにチェックすべきポイントはどんなコンテンツが配信されているのか、サービス内容はどうなっているのか、テレビで見るためにはどうすればいいかです。これらがあなたが求めるものと合致してればOKです。
ここではVODサービスを選ぶ基準を5つに分けて紹介しています。
加入したあとに「このVODサービスはダメだった」と後悔しないように、まずは事前に調べることから始めましょう。当サイトではそれぞれのサービスについて詳しく紹介しているのでそれも併せて参考にしてください。
失敗しないVODサービスの選び方
よく「おすすめVODランキング」といったものがネット上にはありますが、あまりそれを信頼しすぎてはいけません。確かにいいサービスかもしれませんが、あなたにあったものとは限らないのです。
いくつもあるVODサービスの中から自分にあったものを選ぶには、ここで紹介する5つのポイントをチェックしましょう。
Check!!
- 見放題?1本ずつ課金?
- 配信コンテンツのラインナップ
- 料金
- 対応デバイス
- その他の付加サービス
見放題?1本ずつ?
VODサービスには月額料金を支払えば配信しているコンテンツを好きなだけ見れる見放題サービスと、1つのコンテンツを見るのにその都度お金を支払うペイ・パー・ビュー(PPV)方式のサービスとがあります。
これだけ聞くと見放題のほうが魅力的に見えますが、実際はそれぞれに特徴があり、一概にどちらがいいサービスかというのは言えません。
簡単に見放題とPPVの特徴を説明すると、見放題は月額500円~2,000円程度で配信コンテンツは旧作中心。それに対しPPVは1本辺り500円程度(作品により異なる)で新作・人気作も配信しています。
このことから、毎月多くの動画を視聴するのであれば見放題サービスで、新作・人気作が見たいならPPVを選ぶのがいいと言えます。
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定額制見放題やPPVなど動画配信サービスの種類
VOD(ビデオ・オン・デマンド)にもいろいろな種類があります。 定額制見放題やペイ・パー・ビュー(PPV)という言葉を聞いたことはないでしょうか。 これらは単純に言えばVODサービスの課金方法です。 ...
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配信コンテンツ
VODサービスに対する批判でよくあるのが「見たいものが配信していない」です。
これを理由に「このサービスはよくない」「いい動画が配信されていない」とVODサービスを評価する人がいます。ですがこれは大きな間違いです。
まずVODサービスの動画ラインナップについての基本知識は次の通り。
Check!!
- VODサービスによって扱う動画は違う
- 見放題は旧作中心、PPVは新作・人気作も配信
- 動画は配信期間が決まっている
今日見れても明日見れない、今日見れても明日見れないなんてことがある
さらに言えば、「動画が充実しているという評判・口コミ」や「配信本数が多い」ことと、「あなた好みの動画が配信されている」ということは別。あなたが見たい動画を配信しているかは結局の所あなたが事前に調べる必要があるんです。
これらの基本を無視して、事前にどんな映画やドラマ・アニメが配信されているかを確認せず加入し、「このサービスはラインナップ悪いからクソ」なんて言う人にはならないようにしてください。
あなたが見たい動画はあなたにしか分かりませんし、ちゃんと事前にどんな動画ラインナップかを確認すればいいだけなんですから。
配信ラインナップをチェックする方法は簡単。各サービスのサイトにいくと配信している作品をチェックできます。特定の見たい動画があるなら、各サービスのサイトで作品名を検索して探すことも可能です。
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動画配信サービスの配信コンテンツを加入前に調べる方法
動画配信サービスに加入する前に配信中のコンテンツを調べることはとても大切です。 なぜなら動画配信サービスにとって配信中のコンテンツは商品そのものです。その商品を確認せず、購入するなんて失敗の元といって ...
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料金
いくらでもお金をかけていいのであれば別ですが、大抵の人は「この金額までは出していい」という予算があるはずです。
いくらいいサービスでも予算を越える料金が設定されていると手が出しづらいですし、料金が安ければお試しで加入してみたくなることもあるでしょう。
主要な見放題サービスの月額料金は次の通り。
サービス名 | 月額料金(税込) |
---|---|
Amazonプライムビデオ | 500円 年間プランは年額4,900円、月換算408.3円 |
dTV | 550円 |
TELASA | 618円 ※毎月550円分のコインが付与 |
FODプレミアム | 976円 |
Netflix | ベーシック:990円 スタンダード:1,490円 プレミアム:1,980円 |
U-NEXT | 2,189円 ※毎月1,200円分のポイントが付与 |
見放題サービスであれば月額料金(または年額)、PPVであれば1本あたりの料金がそれぞれのVODサービスで違ってきます。目安としては見放題サービスであれば500円~2,000円程度、PPVであれば映画1本500円程度で提供されています。
注意したいのは「高い=いいサービス」「安い=ダメなサービス」ではないということ。価格が高いサービスには付加価値(雑誌読み放題など)が付いていることが多く、つまり料金に見合ったサービスだとは言えます。とは言え価格が安いサービスも安いからといって使えないこともない。むしろ余裕で平均点を越えていく品質があります。
例えば月2,189円と高めの設定なU-NEXT。こちらは毎月1,200円分のポイントがもらえ、それを利用して新作・人気作の動画を視聴することが可能で、さらには雑誌読み放題サービスもついてきます。つまり見放題としてhあ実質1,000円程度で、それに加え月1,2本新作が見れるサービスと考えることもできます。
また、月額500円と低めの価格設定なAmazonプライムビデオは安いとはいえ、オリジナルコンテンツも楽しめる見放題サービスだけではなく、雑誌読み放題が付いてきたり、Amazonを便利に使えるようになったりと充実しています。
要は価格が高い安いだけで決めるのも間違いなんです。必ずサービス内容を見比べそれに見合った料金のサービスかを判断し、なおかつ見たいコンテンツが配信されているかを確認、その上で自分に合ったサービスを選ぶと満足度が高いです。
対応デバイス
何で見るかも重要です。
あなたがVODで動画を見る場合、基本的にはテレビかパソコンか、それともスマホ・タブレットかのいずれかでしょう。
そして大抵のVODサービスがこれらの方法で見ることが可能ですが、テレビで見る方法についてだけは各サービスごとに多少違いが出てきます。
テレビで見るようにできる代表的なデバイスは次の通り。この他にもゲーム機など対応する機器があり、それぞれ対応しているサービス、していないサービスがあります。
Check!!
- Fire TV Stick
- Fire TV Cube
- Chromecast
- Chromecast with Google TV
- Apple TV
このように対応する機器を使うことでテレビで視聴する方法もありますが、テレビによってはテレビそのものがVODに対応している商品もあります。こういったテレビであれば、上で紹介した機器は必要とせず、テレビをネットにつなげればテレビでVODを楽しめます。もしかしたら、いまお使いのテレビがあれば上で紹介した機器を使わずテレビで視聴できるかもしれません。
また、テレビメーカーによって扱うVODサービスが違います。お使いのテレビがどうなのか、もしくは新しく買う予定の場合はどんなVODサービスに対応しているのかをチェックするのがオススメです。
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動画配信サービスをテレビで見る方法
AmazonプライムビデオやNetflixなど、動画配信サービスをスマホやタブレットで見ているという人も多いはず。 移動中でも利用できるし、ベッドに寝転びながら見ることもできてとても便利。小さい端末だ ...
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その他の付加サービス
その他にもチェックしておきたいことがいくつかあります。
それはVODを便利に楽しめる機能が充実しているか、そしてVOD以外のサービスがどうなっているかです。
VODを便利に楽しめる機能とは次の通り。
Check!!
- ダウンロード
- 同時視聴数
- ポイント
ダウンロード機能はネット環境がいい場所で事前にスマホやタブレットにダウンロードしておけば、ネットが使えない場所や不安定な場所でもきれいな映像で楽しめる機能です。データ制限があるスマホを利用している場合でも、自宅のWi-Fiなどネット使い放題の場所でダウンロードしてから使えばデータ容量を気にせず外出先などでも視聴できます。
同時視聴数は同じ時間に何個の端末でVODサービスを利用できるかということです。これは家族でVODを利用する場合には必ずチェックしたいところ。例えばもし同時視聴数が3つまでOKであれば、リビングでは子供がアニメを、その横でお父さんはスマホで映画を、別の部屋ではおばあちゃんがということも可能になります。
また、U-NEXTやTELASAでは毎月ポイントが付与され、それを利用して新作や人気作を視聴することができるようになっています。一般的な見放題サービスでは旧作を中心に配信しているので、こういった新作・人気作が見れるサービスは特別です。
この他、VODとは関係ないサービスが付いてくるものもあります。例えばU-NEXTでは110誌以上の雑誌が読み放題のサービスが、Amazonプライムでは雑誌読み放題に音楽配信のプライムミュージックや写真のストレージサービスなども利用できるようになります。
それでも失敗が怖い
失敗しない選び方、気にするポイントを紹介しましたが、それでも失敗してしまうことがあります。
結局の所、使ってみないと自分に合ったサービスかは分からないものです。もしVODサービス選びに失敗しても気にすることはありません。
無料期間を試す
使ってみないと分からないのだから、一度使ってみましょう。
ありがたいことに、大抵のVODサービスには2週間から1ヶ月程度の無料お試し期間が用意されています。
これを利用してそのサービスを使い倒しましょう。
もし自分に合わないなぁと感じたらお試し期間内に解約。そうすればお金はかかりません。
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動画配信サービスは無料のお試し期間で見極めよう
多くのVODサービスは最初の数日間を無料でお試しできるというサービスを用意しています。 食料品でいう試食、衣類でいう試着のようなもの。VODサービスにおけるお試しは「使って良かったら継続利用してくださ ...
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失敗なら解約すればいい
VODサービスのいいところは解約にペナルティがないこと。
お試し期間以降であっても、止めたくなったら止めてしまえばいいんです。お試し期間以降になるともちろん料金はかかりますが、それでもその月の分まで。期間のしばりもないし、解約による違約金もかかりません。
むしろ、見たいときにだけ加入すればいいんです。例えば年末年始の休みに合わせて加入、普段は解約ということもあり。
ひとつ注意するのは解約する可能性があるなら年払いはしないこと。例えばAmazonプライムは月払いもできますが、年払いにすると多少安くなったりします。それにつられて年払いにした結果途中で見なくなるということにならないように。年払いにする場合でもまずは月払いで1,2ヶ月様子を見るのがオススメです。
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動画配信サービスは解約に違約金は無いから気軽にはじめられる
見放題のVODサービスに加入する前に心配なこと。 加入したら止められない、止めづらい、違約金がかかるのではないか。 このようなことが心配でVODに加入することができない人もいるかもしれません。 でも心 ...
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VODサービスの選び方まとめ
- 見放題かPPVか
- 配信コンテンツの確認
- 料金が予算に合うか
- テレビで見る方法はどうなっているか
- その他のサービスもチェック
- お試し期間を利用して実際に使ってみる
- 解約はいつでもペナルティ無しでできる
ネットの評判を信じすぎてはいけません。
VODサービスを選ぶコツは自分に合うサービスかを判断することです。
特に重要なのが配信している動画のラインナップ。あなたが見たい動画があるか、これだけでも必ず事前に調べることをオススメします。
本ページの情報は2022年9月時点のものです。最新のサービス内容は各サービスの公式サイトにてご確認ください。